お肌のトラブル

知っておきたいコラーゲンの正しい知識

コラーゲン、人の体の多くの組織を構成しているタンパク質のひとつです。
一番わかり易い組織は皮膚です。
皮膚は、一番外側の表皮とその下の真皮、更に下の下部組織から出来ていますが、真ん中の真皮の七割はこれで出来ています。

また、表皮と真皮をつなぎとめる役割をしているものもあります。
真皮を構成しているその隙間を埋めるものにヒアルロン酸などがありますが、これらによって皮膚がみずみずしく弾力のあるものになっています。
ところがコラーゲンは、年齢と共にその生成能力が衰えてきますので、年々、皮膚内のコラーゲンが減少してきます。

このために歳をとると皮膚に弾力がなくなり乾燥しやすくもなります。
結果的に肌のシワやたるみなどが目立つようになります。
もうひとつコラーゲンが重要な働きをしている組織が骨や関節、靭帯です。

骨と言いますとカルシウムだけで出来ているように思えますが、カルシウムをつなぎとめる役目をしているものがコラーゲンです。
関節の場合は、動く器官ですから軟骨などにコラーゲンが使われていて、靭帯のような弾力がありかつ強靭さを要求される器官にも同様にコラーゲンが使われています。
皮膚の場合と同じですが、これら器官のコラーゲンが減少してきますと骨がもろくなったり、関節が上手く動かなくなったり、関節痛などが出たりします。

こうしたコラーゲン不足にまつわる不具合は、サプリメントなどで外部から補給することで、一定の改善効果が得られると言われています。
一説では、人が一日に必要としているコラーゲンの摂取量は、5gから10gと言われていますが、食事などで摂取される量は、これよりも少ないためサプリメントなどで摂取することは、(アンチエイジングなどに)一定の効果があるとされています。
上記のような加齢に伴ういろいろな不具合がある人には、サプリメントを摂取することで改善が期待できます。
ただ、改善の効果は、ゆっくりですからある程度の期間は摂取し続けることが肝要です。

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